サイクリング計画

今後のサイクリング計画です。
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2012年4月21日土曜日

私とロードバイク 〜No.1

MTBに乗るようになって、インターネットを通して知り合った人達に誘われて自転車で走りに行く機会に恵まれた。
そして、彼らが乗るロードバイクを見て、生まれて初めてその存在を認識した。
自分が乗っているMTBに較べて、そのロードバイクたちがなんと軽やかに見えたことだろう。そして、どうしてあんなに輝いて見えたんだろう?
ひーひー言ってロードバイクについて行く度に、その思いはどんどん膨れていった。

いよいよロードバイクが欲しくなって、インターネットや雑誌などで調べるよりも先にお店を訪ねてみることにした。
ロードバイクには、どんな種類があって、価格がどのぐらいで、私の手に届くものなのかどうかを、お店に直接足を運んで自分の目で見て耳で聞いて判断したかったから。
スポーツ自転車を扱うお店に行った事がなかったので、まずはSNSで知り合った女性に勧められたお店に足を運んでみる事にした。

店内に入ると、まず目に入ったのは並べられた色とりどりのスポーツ自転車や用品やパーツ。
その艶やかな光景が目に飛び込んできて、一気にテンションが上がった。
お店の方からロードバイクでどんなことをしたいのか?と聞かれたので、遠くまで走りに行ったり、みんなでサイクリングをしてみたいと答えた。
それを聞いたお店のご主人はとても嬉しそうに、欲しいモデルはもう決めているのか?と聞いてきたので、欲しいモデルは決まっていないこと、まずは話を伺ってから考えようと思っていること、ロードバイクについての知識が全くないことを話したら、材質やパーツの組み合わせによるグレードの差で価格も大きく異なることをなどを色々教えてくれた。

一応サイズを測っておこうということになって、ロードバイクにまたがってペダルを踏んでみた。
前にサイクリングの途中でひとのロードバイクに試乗させてもらった時は、めちゃくちゃ怖くて、転びそうで、うまく乗れなかった。
でも何だか楽しくて、ちゃんと乗れたらどんな世界が広がっているんだろう...と思った事を今でも覚えている。 
ロードバイクへの怖さがあったし、お店の前は比較的交通量が多い道だったので、試乗はせずに固定された台の上でまたがってみる事にした。
固定されていたから全然怖くはなかったし、ドキドキしてとても嬉しかった。
それまでに乗っていたMTBとは乗る姿勢が大きく違うから、どこをどう握ればいいのかすら判らなくて、本当に手取り足取りでペダルを漕いだ。
そして、私のサイズはトップチューブ長430mmぐらいだと教えられた。

ご予算は?と訊かれて、10万ぐらい?と答えたら、それではロードバイクは難しいですねと言われて、ああ、そうなのか、やっぱり普通の自転車と比べると敷居が高いのだなと感じた。
それまでになんとなく、ランクによってピンからキリまであって、フレームの材質やパーツの組み合わせ次第で高いものなら100万ぐらいはする...という事はわかっていたけれど、下限の方はよく判っていなかった。

お店を訪ねたのは秋で、ちょうどこれから新しいモデルが販売され始めるから、とりあえずこれを見ておいてくださいとカタログを渡された。
何も知らない相手にカタログをポンと渡して勉強してこいという感じでもなく、売る気満々という感じでもない。
色々親身にしてもらったそのお店に良い印象を持つことができた。

判らないことは追々尋ねればいいかなと思って、その日はそれでお店をあとにした。
けっして安い買いものじゃないし、自分が納得する1台に決めたかったから、すぐに決めてしまわずにじっくりと腰を据えて考えよう。その時の私はそれぐらい慎重だった。
その後、いくつかのお店を廻ってみたけれど、最初に訪れたこのお店以上の印象を得ることはなかった。
それから帰宅してカタログを眺めているうちに、とにかく早く乗りたい、早く欲しいと思うようになって、いても立ってもいられなくなった。
同時に夢見る夢子ちゃんになり、ロードバイクに乗ったらどこに行こうか、どんなに気持ちがいいか...と毎日毎日妄想して過ごしていた。
自分の体に合ったサイズは限られたメーカーやモデルしかなかったけれど、それでもそのいくつかの中から予算やスペックから最終的に一台に絞り、一番最初に訪れたそのお店をもう一度尋ねた。
お店に行ってロードバイクを注文したい、悩んだ末に決めてきました...とご主人に伝えると、とても嬉しそうにさっそく注文の手配を進めてくれた。
いよいよロードバイクが私のところに来るんだな...と思うと、その事を早く人に知らせたかったけれど、みんなをびっくりさせたいという気持ちのほうが大きかったので、それからしばらく黙っておいた。
幸いにして私の注文したロードバイクは2ヶ月ほどで入荷の予定で、ご主人が「クリスマスの頃にはお渡しできると思いますよ」と言ったので、ますます嬉しくなった。
同時にその場でビンディングシューズをオーダーして、店をあとにした。

それから1ヶ月ほど経って11月中旬。
お店から電話がかかって来たので出てみると、「ご注文のロードバイクが入荷しましたよ。組み上がるまで1週間ぐらいかかるので、来週末にはお渡しできると思います。ちょっと早いクリスマスプレゼントになりますね!」と言われて、突然の事に驚きと嬉しさ本当にどうにかなりそうだった。
嬉しくて嬉しくて、1週間がとても長く感じられて、毎日毎日ロードバイクの事ばかり考えていた。

そして1週間後。
お店の方の手によって組み上げられた私のロードバイクがお店の真ん中に置いてあり、遠くからでも私の目にはピカピカ光って見えた。
MTBに乗って見たロードバイクのカッコよさ。颯爽と駆け抜けて行くその姿に、私も少なからず近づけるんだ...。
フルカーボンじゃないし、名だたる海外のメーカーのものでもない。
でも、私にとってはスペシャルな、世界に一つだけのロードバイク。
これからこのロードバイクで、どこへ行って何を見よう?

ビンディングペダルの脱着の練習をして店をあとにして、ロードバイクを自宅に持ち帰り、いよいよ私のロードバイクライフが始まった。
それから楽しい事や苦しい事や色んな事があって、今に至る。
ロードバイクに乗る事は私の趣味だけど、もう今はなくてはならないもの。
それが日々の活力であり、もう他のものには変えられない。
いつか記憶が薄れてこの事を忘れてしまってもまた思い出せるように、記録としてここに記す。
何年経っても初心に戻れるように。

2 件のコメント:

  1. よく覚えてますよ~。
    チロルさんの日記、毎晩ベットの中でカタログを読んでらっしゃったように覚えています。
    色は絶対白だよね!って言ってました。
    でも私がチロルさんをイメージする時、何故かルイガノのマウンテンを思い出します。
    「夕日を浴びてどこまでも」(笑

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    1. おいさん

      よく覚えてらっしゃる。 笑
      はい、その通り、最初はルイガノのMTBでした。
      その赤い自転車も今は娘のものとなり、白いロードバイクはセカンドバイシクルとなりましたよ。
      夕日を浴びてどこまでも...。
      夏の日のギラギラした太陽に向かって走っていた光景を思い出して、とても懐かしいです。

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