サイクリング計画

今後のサイクリング計画です。
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2012年7月31日火曜日

トンネルを抜けるとそこはヒグラシの鳴く道だった


本来ならサイクルマラソン阿蘇望が開催される予定だった日曜日。
それでも阿蘇を走りたい!って想いよりも、阿蘇に足を運んで客足が少なくなって商売に影響が出ている場所へ行きたいと思っていた。
だけどいかんせんこの夏日...。
さすがに長い距離を走る自信もなく、現地視察を兼ねてクルマで出かける事にした。


無理して倒れたら何のために来たかわからんよね、って事で到着したのは池の窪園地。
そう、昨年の阿蘇望で悪魔おじさんが居た場所ですw
ここはトイレもあって水場もあって、立ち寄るには丁度良い。

山の上...とはいえ季節は夏。
暑いよお〜なんて言いながら自転車の準備をしようとしたらなんとパンク!
エアだけはいつも出る前に入れるようにしていてこの日もそうしたんだけど、すっかり空気が抜けておりました。

よくよく見るとチューブのバルブ脇が破れていて、そこからすっかりエアが抜けていたってわけで、思えば前回チューブ交換したのは一年以上前...。
とあるメーカーのチューブを使っていた時はしょっちゅうパンクばかりしてたんだけど、よく持ったほうだと思う。もう寿命だね、って事でサソリの人がチューブ交換。

こんな具合。

廃棄するチューブをうっかりまた使ってしまわないように、いかにもゴミですよという感じでまとめた図。

どうにかチューブ交換も済んで、吉田線の中腹からスタートした。


阿蘇の景色は本当に素晴らしい。
青い空と緑と長く伸びる道。
この場所を走れる事に感謝したい。


走っていると湿度と気温の高さから、すぐに体が暑くなってきた。
でも飽きないパノラマを見ていると、みんながこぞって阿蘇望を走りたいと思うわけがよくわかる。

走り出してすぐのところで、今回の災害の爪痕が目に飛び込んできた。

今はこんなに静かで穏やかなのに、大雨のあの日はどんな事になっていたんだろう...。

火の山トンネルの温度計は24℃。でも体感では30℃近くあるように感じられた。
そして...

この場所もまた土砂崩れの爪痕が生々しかった。

この道を通るのは今回が二度目。
最初に訪れたのはちょうど一年前、阿蘇望が開催された翌週に阿蘇望の郷くぎのを出発して吉田線から草千里を抜け坊中線、そして箱石峠...のBコースを走った時。
その時は日中の気温も低く、このトンネルを抜けると両脇の森林からヒグラシの大合唱が聞こえてきて、荘厳とした雰囲気だったのを覚えている。

そして...

トンネルを抜けると、そこはヒグラシの道だった。
気温が高いせいか、昨年に比べると若干声の大きさも弱いような気がしたけれど、それでも一斉に鳴くヒグラシの声を聞きながら走るのは夏の阿蘇に来た事を十分に感じさせてくれた。

災害の日から通行止めになっていた吉田線が通れるようになったのはつい先日のこと。
でも道の両脇はまだその日のままだ。

道に流れて来ていたであろう土砂が道の両脇に積まれている。

目の前の景色は、山のいくつもの箇所が削り取られていた。







阿蘇の山に映る雲の影。

緑の風景が当たり前だと思っていたけれど、今はもうすっかり変わってしまった。
見える風景、走っている道は当たり前ではない。
それらは自然が作り出したもの、人の力で守って作られてきたものだって事を改めて感じさせられた。

暑くて頭も朦朧として来たので、木陰で一旦休憩する事に。
その場所もまた土砂崩れの光景が広がっていた。


山の上から流れてきた土砂は、道の反対側の柵を突き破っていた。


吉田線は道路の崩落などはなかったけれど、それでもこれまでの穏やかな阿蘇の風景とは一変していて、本当に色々な事を考えさせられた。

自転車に乗るまでは同じ地元にありながら縁遠かった阿蘇。
この景色をたくさんの人に見て欲しいと思うと共に、自転車乗りとして地域にいかに受け入れてもらうかということ。そしてそのためには私、そして自転車乗りみんなの姿勢が問われているという事を。

なんとか草千里まで走って...ってわずかな距離だけど走って、名物ソフトクリームを食べた。
1個300円!美味しかったです!

やはり災害の影響か、草千里の駐車場の車も少ないように見えた。

草千里を折り返して池の窪園地に帰着。
そして本来の目的地へ足を運んだ。

アスペクタ側の激坂を登った先にあるcafe 山猫軒。
お客さんが少ないニャーという看板猫 楓ちゃんからの情報発信を見て、これはぜひ尋ねて行かなければと思った次第。

思えば山猫軒を尋ねるのは今回が二度目で、それまではお店の事も知らなかったんだけど、えちゅこさんの記事を読んでぜひとも行きたいとふらふらになりながらようやくたどり着いたのが前回。
そして実はこちらのご夫婦が、私のお知り合いの方と昔から縁があったとかで、世間は狭いなあという感じ。
そんな事もあって、お客として阿蘇を尋ねる第一弾として山猫軒さんに行く事にしたってわけだった。


cafe山猫軒は南インド風カレーのお店。
普段なかなかカレーを食べに行くって事がないので、一風変わったこのカレーはとても新鮮。
なおかつ、お店の前の激坂は自転車乗りならぜひ登って欲しい坂なので、ぜひとも足を箱で欲しいと思う...って、私は徒歩で登りましたがw


お店のドアを開けて玄関に立つと、先客が脱いだらしいビンディングシューズが何足も。
ああ、今日は自転車乗りの方が来てるんだな...と思って店に入ると見知った顔だった。

もrさんはお嬢さんを連れて、そしてのぶ氏、ペプシン氏、benbow氏、とそのお仲間たちが、すでに席について談笑中。
聞けば阿蘇望のコースをすでに走って来られたとかで、食事の後も山を越えて走る計画...なんて、ちょっとの距離だけで満足していた私から見たら鉄人そのもの。
すごいなあ。

いつもにこやかな奥様が色々気を配ってくださり、来て良かったなあと心から思った。
そうしているうちに今日のカレー...お肉と野菜の半カレーが運ばれてきて、撮影もそこそこに食事をいただく事にした。

ナンと玄米ごはん、そしてこの日のカレー「お野菜カレーのサンバル」と「お肉のカルダモンポークカレー」。
おいしかったです!


先日と同じく笑顔で迎えてくださったご主人は、平日災害復旧のボランティアに参加されているとの事で、そのお話も聞かせていただいた。
下界とは違って気温も低く、座っているだけでとても気持ちがいいのでしばらく外などを眺めてのんびりしていたら、雷が鳴り出し風が吹いて来て夕立が来る気配だったので、お店を後にした。

帰路の俵山では風車が元気に仕事をしているのが見えて、7月の初旬に訪れた時と何ら変わらないように見えたけれど、その後起きた7/12の水害の大きさを目の当たりにした一日だっただけに、見える景色にも感慨深いものがあった。


阿蘇にはまだまだ訪ねたい場所がいっぱい。
自分には何もできない、これしかできない...じゃなくて、できる事からやって行こうと思う。
一人の力は小さいけれど、その力が合わされば少なからず阿蘇の経済を盛り立てる一助になるのではないか。
一人一人の意識が、これからの自転車乗りの未来。
私たちの誇れる阿蘇、いつまでも。

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